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新刊

つなぐ世界史3 近現代/SDGsの歴史的文脈を探る

著者・編者 井野瀬 久美惠
判型 A5
ページ数 256ページ
定価(税込) 2,530円
ISBNコード 978-4-389-22603-9
発行年月日 2023/8/28

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内容紹介

第1部「近現代」では、新科目「歴史総合」のキーワードに基づき、近現代の世界と私たちとのつながりを見る。
第2部「SDGsの歴史的文脈を探る」では、「いまの問題」と受け取られがちなSDGsをめぐる諸課題を歴史の視点から捉え直す。

目次(内容と構成)

はじめに
第3巻 序
第1部 近現代

第1章 近代化
明治以後の近代化と東アジア
岡本隆司 
「江戸無血開城」と明治維新
岩下哲典 
「文明開化」とアイヌ民族・琉球王国
岩下哲典・濱口裕介・惠谷敏規 
自由民権運動と帝国憲法
小川原正道 
動き出した東アジア
岡本隆司 
産業の近代化
鈴木淳 
エルトゥールル号遭難事件から見える地域・日本・世界
田城賢司 
灯台をつくったブラントン
稲生淳 

第2章 国際秩序の変化と大衆化
新世界秩序の相剋とファシズムの台頭
福家崇洋 
似島から見える世界大戦
大津留厚 
辛亥革命前夜の「日中蜜月」
小川唯 
モダンガール(New Women)現象
小浜正子 
アメリカが目指した国際秩序と南部の「人種問題」
―ウィルソン大統領の外交と内政
貴堂嘉之 
関東大震災の朝鮮人虐殺
渡辺延志 
日本人移植民の植民地経験
蘭信三 
大衆運動としてのナチズム
原田昌博 
オリンピックと平和構築
來田享子 

第3章 グローバル化
グローバル化と脱国民国家化の始まり
油井大三郎 
グローバル化と世界平和の模索
油井大三郎 
世界と日本の植民地支配責任をめぐって
板垣竜太 
国家といのち―20世紀の戦争と福祉
高田実 
戦争とジェンダー
佐藤文香 
イラン革命と日本イラン関係の変遷
鈴木均 
「危機の時代」と向き合うために
成田龍一 
第2部 SDGsの歴史的文脈を探る
日本のひとり親家庭の困窮
中塚久美子 
アフリカの人びとはなぜ飢えるのか
栗本英世 
感染症流行と明治沖縄社会
前田勇樹 
ケニアのスラム街で教育が生む力
早川千晶 
ジェンダー差は歴史のなかで創られる―植民地主義とガンビアの落花生栽培
井野瀬久美惠 
水と衛生を求め続けた歴史
杉田映理 
石炭・石油・原子力・再生可能エネルギーをつなぐ
山本昭宏 
海外からの出稼ぎ労働者と日本
澤田晃宏 
科学技術と倫理
石浦昌之 
所得格差の是正が目標となるまで
武内進一 
これからのまちづくり―博物館などを中核に
岩下哲典 
プラスチックごみ処理のアウトソーシング―つながる国家間の不平等と,国内のジェンダー不平等
赤藤詩織 
ブラジルの熱帯雨林と先住民政策
岡美穂子 
海の豊かさを守ることは,生命の豊かさを守ることだ
小川輝光 
近代フランス南部山岳地における荒廃・対応・地域経済
伊丹一浩 
インターネットが変える世界―周縁に置かれた人たちのBlack Lives Matter運動
德原拓哉 
モザンビークとのパートナーシップ
合田真 
生徒にとって「自分事」となる歴史授業とは
二井正浩 
おわりに
編者・執筆者紹介