一般書籍

俠の歴史シリーズ

俠の歴史 日本編 上

著者・編者 関 幸彦
判型 四六判
ページ数 440ページ
定価(税込) 1,870円
ISBNコード 978-4-389-50120-4
発行年月日 2020/04/07

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内容紹介

士は己を知る者のために死す、「俠」とは、おとこ気。おとこだて、いさみはだの女。
義に富み強気をくじき弱きを助ける勇者のこと。 歴史上無数にいる「俠者」から「これぞ」という生き方や死に様をした人物を精選して掲載。
清水書院の歴史シリーズ『悪の歴史』の姉妹編登場! 橘諸兄、平将門、平重盛、弁慶、楠木正成、松永久秀など……権力や権威に抗い、主君や国家に殉じ、民衆のために命を捨てた「俠」ある人物の死に様を描く。

目次(内容と構成)

はしがき─関 幸彦
国県名対照地図

物部守屋 祖先を神として守り抜く信念に生きた─松尾 光
長屋王 覚えのない容疑に身を捧げた─松尾 光
藤原広嗣 大忠臣の誇りを胸に無念の最期を遂げた─松尾 光
橘諸兄 政治はだれのためにするのかを心に問い続けた─松尾 光
小野篁 反骨の精神を貫いた文人貴族─鈴木 哲
菅原道真 天神として祀られることになった文人貴族の誤算─鈴木 哲
平将門 混乱する板東の平和維持に尽くした任俠の武士─下向井龍彦
藤原純友 海賊平定の正当な評価を求めて蜂起した─下向井龍彦
藤原実資 権力に媚びなかった孤高の御曹司─繁田信一
皮聖行円 堕落した仏教界に無言の圧力をかける異形の僧侶─繁田信一
平重盛 「心操甚だ穏やか」な武将の実像─元木康雄
源頼政 美福門院・八条院の武者として貫いた生涯─永井 晋
藤原秀衡 「北方の王者」と評されることは事実か─岡田清一
静御前 吉野山峰の白雪踏み分けて入りにし人のあとぞ恋しき─元木康雄
弁慶 悲劇の英雄を守り通した伝説の怪僧─下山 忍
梶原景時 源頼朝・頼家に尽くした男の悲劇─永井 晋
朝夷名義秀 能・歌舞伎の演目にもなった伝説の猛者─岡田清一
三浦胤義 源家の遺児を守り切れなかった男の最後の意地─永井 晋
北条時房 鎌倉幕府の危機を乗り越えた男─久保田和彦
護良親王 反尊氏路線を貫いた公武一統の急進派─関 幸彦
北条時行 中先代の乱の立役者、鎌倉北条氏の筋の通し方─関 幸彦
楠木正成 七生滅敵に殉じた河内の土豪─角田朋彦
新田義貞 鎌倉倒幕で名を挙げた南朝の忠臣─角田朋彦
足利直義 兄尊氏に毒殺された敗者の信念─関 幸彦
北畠親房 戦う公家の真骨頂、南朝最大のイデオローグ─関 幸彦
赤松満祐 足利将軍を討った武将の大義─渡邊大門
世阿弥 時の権力者に翻弄された能の大成者の生涯─渡邊大門
上杉憲実 鎌倉府と室町幕府の関係維持に身命を捧げた─下川雅弘
太田道灌 讒言に散った、江戸城を築造した男の最期─渡邊大門
畠山義就 己の実力だけを信じて戦い続けた戦国大名の草分け─下川雅弘
松永久秀 見直される下剋上の典型とされた男の生涯─下川雅弘