

公民科「公共」
「公共の扉」をひらく授業事例集 改訂版
著者・編者 | 編著 東京都高等学校「倫理」「公共」研究会 |
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判型 | B5判 |
ページ数 | 200ページ |
定価(税込) | 1,980円 |
ISBNコード | 978-4-389-22610-7 |
発行年月日 | 2025/4/20 |
内容紹介
『2018年初刷りの本書は,新科目「公共」の授業を作るための参考書・指南書としての役割を果たしてきた。「公共」の科目が実施されて4年目の今年,内容の更新とともに,「評価規準」を配慮した記載や,さまざまなコラムを追記して,改訂版を作成した。新たに実施された共通テスト,教科書に記載された「思考実験」の分析などのコラムも追記された。
公民科の教員を目指す人,新たに「公共」を授業する際には必須の書籍。
目次(内容と構成)
発刊に寄せて
はじめに 改訂版に寄せて
本書の使い方
1. 新科目「公共」をどう扱うか
「公共」の基本的性格と実践に向けた課題
「公共」と道徳教育-「社会科における道徳教育」の要である「公民科」の中核としての役割を-
「公共」の新しい授業方法と評価
コラム 大学入学共通テストと公共
2. 「公共の扉」授業事例集
事例1 あなたの自我のエネルギーバランスは?(エゴグラム・チェック)
事例2 青年期の課題 -主体的に生きることと生きがい-
事例3 あなたにとっての美とは何か?
コラム 生成Aitとアート
事例4 伝統や礼の意義 -孔子の思想を手がかりに考える-
事例5 宗教と食文化をめぐって
コラム 労働をめぐるトピック
事例8 公共性と人権について考える
コラム 公共哲学とシティズンシップ教育
事例9 文化祭を成功させるには? -社会契約説から考える-
事例10 多くの人を救うために一人の人間を殺してもよいか?
事例11 比べられる世界と比べられない世界
コラム 義務論と功利主義だけ?
事例12 情報化社会を生きる
事例13 自然と人間は共生できるか? -持続可能な社会をつくる環境倫理-
事例14 グローバル社会の倫理 -倫理や価値は共有できるのか-
事例15 ホールケーキの分け方から公平・公正を考える -アリストテレスの正義論を活用して-
事例16 多数決への問いから始める民主主義の基本原理 -プラトンによる哲人政治への考察から-
事例17 男らしさ,女らしさとは? -男女が対等に参画する社会-
コラム 思考実験
3. 新しい手法を用いた授業事例集
事例A 一人はみんなのために?(哲学対話入門)
事例B コンセンサスゲームで「対話による合意」を考える
コラム 全会一致主義と多数決主義
事例C 最後通牒ゲームと独裁者ゲームからさぐる公平性と利他性
事例D 協力するってどんなこと? -なぞの宝島-
事例E 哲学ウォーク -哲学者・思想家の言葉とともに世界を歩く-
コラム 子どものための哲学
コラム 評価の観点
付録
本書と高等学校学習指導要領との対照表
高等学校学習指導要領 公民科 公共
改訂版 おわりに